天の川が見える夜を探そう。
星空キャンパーのための予報アプリ。
キャンプの楽しみは、昼間の景色やごはんだけでは終わらない。
夕方になって火を起こして、湯気の立つ料理を食べて、少しずつ空が暗くなっていく時間。
そのあとに「今日は星、見えるかな」と空を見上げる瞬間が、私はけっこう好きです。
でも実際には、星空は思ったより気まぐれです。
晴れているように見えても薄い雲が出ていたり、月が明るすぎて天の川が見えにくかったり、風が強くて外に長くいられなかったり。キャンプ場を予約する時点では、まだ当日の天気もはっきり分かりません。
そこで、キャンプの日程を考えるときに「この日は星空を狙えそう」と分かる、小さなWebアプリを作ってみました。
名前は、ひとまず「星空キャンプ予報」です。
公開ページはこちらです。
どんなアプリ?
「星空キャンプ予報」は、キャンプ予定日の月明かり、雲量、風、光害、天の川の見えやすさをまとめて見られるプロトタイプです。
カレンダー形式で日ごとの星空チャンスを表示して、見えやすそうな日を ◎ / ○ / △ / × でざっくり判断できるようにしています。
天文学を細かく勉強するためのアプリというより、
「せっかくキャンプに行くなら、星がきれいに見える日に行きたい」
という気持ちを助けるための道具です。
キャンプ予約の前に知りたいこと
キャンプ場の予約は、2週間から1か月くらい前に入れることが多いと思います。
その時点では、当日の雲や雨はまだ読みにくい。
でも、月の満ち欠けや、天の川が見えやすい季節・時間帯は、かなり前から分かります。
つまり、予約前にまず見るべきなのは、
- 新月に近いか
- 月明かりが少ない時間があるか
- 天の川を狙いやすい時期か
- 街明かりが少ない地域か
- 風が強すぎないか
このあたり。
アプリでは、こうした条件をまとめてスコアにして、キャンプの日を選びやすくしました。
風もけっこう大事
星空だけを考えるなら、空が暗くて雲が少なければよさそうです。
でもキャンプでは、風もかなり大事です。
風が強いと、焚き火がしづらかったり、テント設営が大変だったり、夜に音が気になって眠りにくかったりします。星は見えそうなのに、外にいるのがつらい、ということもあります。
なので今回は、風速5m/sをひとつの注意ラインにしました。
「星空にはよさそうだけど、風は注意」
「空は微妙だけど、キャンプとしては過ごしやすそう」
そんなふうに、星空とキャンプの快適さを一緒に見られるようにしたいと思っています。
いま作れていること
今回のプロトタイプでは、こんなことができます。
- 場所を選ぶ
- 月間カレンダーで星空チャンスを見る
- 日付ごとの月明かり、雲量、風、光害を見る
- 天の川を狙いやすいかをざっくり確認する
- キャンプ判断メモを残す
- 風速の注意ラインを設定する
天気予報の取得には Open-Meteo を使っています。
まだプロトタイプなので、天の川の方角や高度、月齢などは簡易的な計算です。これから実際の星空アプリや天文データと比べながら、精度を上げていく予定です。
作っていて楽しかったところ
このアプリを作っていて一番楽しかったのは、「星空を見る」という体験を、キャンプの夜の流れの中に置けることでした。
夕食を作る。
たき火をする。
少し体が冷えてきたら、温かい飲み物を用意する。
そして、月が沈んだあとに空を見上げる。
天の川は、ただ空にあるだけではなくて、その夜のごはんや火の匂い、寝袋に入る前の静けさと一緒に記憶に残るものだと思います。
だから将来的には、星空だけではなく、料理、たき火、ホタル、流星群、キャンプ場の思い出までまとめて残せるようにしたいです。
これからやりたいこと
次にやりたいのは、実際のキャンプ計画にもっと使えるようにすることです。
- 月の出入りや薄明終了の精度を上げる
- 天の川の方角とベストタイムを分かりやすくする
- キャンプ場ごとの光害や空の開け方を扱う
- 星空が見えた記録を残せるようにする
- スマホで星空写真を撮るためのアドバイスを入れる
いつかは、「この週末なら、この地域のキャンプ場がよさそう」と提案できるところまで育てたいです。
おわりに
キャンプの夜に天の川が見えると、ちょっと言葉が減ります。
「見えたね」
それだけで十分な時間があります。
このアプリは、そんな夜に出会う確率を少しだけ上げるためのものです。
まだ小さなプロトタイプですが、キャンプと星空が好きな人にとって、旅の計画が少し楽しくなる道具にしていけたらいいなと思っています。
公開ページはこちら。

天の川が見える夜を探そう。
星空キャンパーのための予報アプリ。


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